【北京＝坪井千隼】北京市当局は十三日、五十一人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。北京市では四月十五日以来、二カ月近く新規感染者がいない状態が続いてきたが、市当局は第二波の到来を警戒している。
市当局は十一日、二カ月ぶりに新規発症者一人を確認。十三日は、新たに六人の発症者と無症状の感染者四十五人を確認したと発表した。
この六人のうち三人は、北京市内の食料品市場の従業員で、残る三人も市場を訪れたことがあった。市当局が市場関係者五百十七人にＰＣＲ検査を実施し、四十五人が陽性と判明。いずれも現時点では無症状だが隔離措置がとられた。
同市場は北京でも最大規模の食料品市場。市当局は市場内で感染が広がったとみて、十三日から封鎖。周辺地区では人の出入り制限が厳格化された。
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