Sunday, November 1, 2020

日経平均、反発で始まる 押し目買い優勢、上げ幅一時200円超 - 日本経済新聞

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2日の東京株式市場で日経平均株価は反発して始まった。始値は前週末比133円61銭高の2万3110円74銭。前週に大きく下落して節目の2万3000円を割り込み2カ月ぶりの安値で終えたことで、割安感から押し目買いが入っている。上げ幅は一時200円を超えた。業種では空運や非鉄などが高い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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【トヨタ MIRAI 新型】いよいよ発売へ…明らかになった市販モデルの姿とは - レスポンス

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トヨタが「究極のエコカー」とうたう燃料電池車(FCV)『MIRAI(ミライ)』新型の市販モデルに関する概要が2日、明らかになった。FCVの市場開拓を命題とした従来型の初代に対し、新型は「FCVであることは魅力の一部」であるとして、クルマの本質である上質なセダンとしての魅力を磨き上げた。

市販プロトタイプの生写真とともに、初代との違いを含め、明らかになった内容を紹介する。

「トヨタの最上級セダン」を目指した

トヨタ MIRAI 新型(プロトタイプ)
12月の発表が予告されている新型MIRAI。2019年の東京モーターショーで『MIRAI Concept』として発表され、初代とは方向性が異なる流麗なスタイリングが注目を集めたのも記憶に新しいが、市販モデルでもほぼそのままの姿で登場する。

新型MIRAIのこだわりの1つ目が、そのプロポーションだ。「トヨタの最上級セダン」を目指し、プラットフォーム、ユニットレイアウトを一から見直し刷新した。エンジンにあたるFCスタックをフロントシート下からボンネット下へ移動、2本から3本に増えた水素タンクのうち1本をセンタートンネルに配置、後輪駆動とするためモーターを後輪側へ配置など、レイアウトが大きく変更されている。

これらは走行性能の向上だけでなく、プロポーションにも大きく寄与している。ボディサイズは全長4975mm(従来比+85)、全幅1885mm(同+70)、全高1470mm(同ー65)、ホイールベースは2920mm(同+140)という数字からも新型MIRAIのキャラクターが見えてくる。低くワイドで、ホイールベースが長い、スタイリッシュなセダンに仕上げられている。

コンセプトは「SILENT DYNAMISM」

トヨタ MIRAI 新型(プロトタイプ)
デザインコンセプトは「SILENT DYNAMISM」。「静寂を切り裂く孤高の躍動感」と説明している。FR(後輪駆動)モデルらしい低く伸びやかなシルエットが大きな特徴だ。鋭い二段構えのヘッドライトに巨大なフロントグリル、明確なキャラクターラインを持たない優雅なサイドボディ、クーペを思わせる6ライトキャビンが、新型MIRAIの個性を主張している。

トヨタ MIRAI 新型(プロトタイプ)
インテリアは運転する楽しさと先進のくつろぎを両立するパーソナルな空間をめざした。運転席側に大型ディスプレイを含めた情報機能を集約させ、助手席側にはソフトパッドを配置し広がり感と居心地の良い上質感を実現。オプションのカッパー加飾は新規開発。温かみのある金属表現で、先進感と高級感を表現した。ロングホイールベースがもたらす広々とした室内空間も特筆だ。

トヨタ MIRAI 新型(プロトタイプ)
また、助手席の可倒式ヘッドレスト、アシストグリップ、後席タッチ式コントロールパネルなどを採用した「エグゼクティブパッケージ」も用意。トヨタ最上級セダンを目指したというだけあって、ショーファー需要にも応える装備を揃えている。

航続可能距離は約850km、走りも進化

トヨタ MIRAI 新型(プロトタイプ)
そして「更なる大量普及を目指し正常進化を果たした」という第2世代TFCS(トヨタフューエルシステム)だ。FCVは圧縮水素を充填し発電、モーターにより駆動する電気自動車の一種だが、一充填による航続可能距離は先代の約650kmに対し新型では約850kmまで伸びた。またFCスタックの最高出力は174ps(先代155ps)、モーターは182ps(同154ps)と大幅なパワーアップも果たしている。

性能向上だけでなく生産性の向上も、大きな進化だ。FCスタックを構成するセルの生産サイクルが、従来は1セルあたり十数分掛かっていたものを数秒まで短縮。さらに水素タンクの生産時間を66%低減し、生産性を3倍にまで引き上げたという。このことからもFCVを普及させようというトヨタの本気度が伺える。

トヨタ MIRAI 新型(プロトタイプ)
パワートレインの進化は、当然走りにも大きな影響を及ぼす。「思わず踏みたくなる新感覚の走り」と表現するFCVならではのシームレスでパワフル、かつ静粛性に優れた加速が、新型MIRAIの大きな持ち味となる。

さらに、水素タンクをはじめとする重量物を最適配置することで前後50:50の理想的な重量配分を実現。高剛性ボディ、床下のフルカバーなどによる整流効果なども相まって、直進安定性、操縦安定性に優れた走りを実現した。ねじり剛性では従来比で+25%、これは欧州競合車並みだという。

トヨタ MIRAI 新型(プロトタイプ)
また「思わず踏みたくなる」気持ちを後押しするのが、新型MIRAIの持つ空気清浄機能だ。もともとFCAは走行中にCO2を排出しないが、新型MIRAIはそれだけでなく、発電のために吸い込んだ空気を2つの特殊フィルターで空気中の汚染物質を除去し、より綺麗な空気を排出することができる。ゼロエミッションではなく、マイナスエミッション。走れば走るほど空気が綺麗になるのだ。ディスプレイに映される「エア ピュリフィケーション メーター」では、アクセルを踏み込むたびにアナログメーターによって空気清浄量を直感的に知ることができる。

充実の安全装備と外部給電機能

トヨタ MIRAI 新型(プロトタイプ)
先進安全機能も充実。Toyota Safety Senseでは、歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼)も検知するプリクラッシュセーフティ、白線の認識が難しい場合でも車線維持を支援するレーントレーシングアシスト、アダプティブハイビームシステムなどを搭載。レーントレーシングアシストではドライバーの異常を検知し停車、救命要請まで支援する機能も備えた。さらに高度運転支援機能として、自動駐車のアドバンストパークも装備する。

またFCスタックで発電した電気を供給する外部給電機能も備える。車内のAC100V(1500W)コンセントを使えば、一般家庭なら約4日間分の電力(400W消費時)をまかなうことが可能。さらにDC外部給電システムを使うことで最大DC 9kWの大電力を給電することもできる。災害時などで、排気ガスを出さないFCVならではのクリーンな電力を利用できるのは大きなメリットとなりそうだ。

グレード体系は上級グレードの「Z」と標準グレードの「G」の大きく2つ。パワートレインや出力に違いはなく、装備、タイヤ&ホイールの違いのみとなる。それぞれに「エグゼクティブパッケージ」が用意される。価格は未発表。ちなみに初代の価格は723万6000円からで、補助金を使えば520万円程度(当時)で購入することができた。

正式発表は12月

トヨタ MIRAI 新型(プロトタイプ)
FCV認知拡大の広告塔としての意味合いが強かった初代に対し、上質なセダンを作ることにこだわった結果としてのFCVという立ち位置の新型MIRAI。その走り、上質さは確実にトヨタセダンのトップクラスに位置するものと言える。約1万台の販売にとどまった初代に対し「普及」を掲げる新型MIRAIがユーザーの心を打つことはできるのか。正式発表は12月。価格も含め、そのインパクトに期待したい。

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Sean Connery widow reveals he had suffered from dementia - The Straits Times

LONDON (AFP) - Iconic Scottish actor Sean Connery, who has died at the age of 90, suffered from dementia in his final years, his widow Micheline Roquebrune revealed on Sunday (Nov 1).

Connery, famous for playing the original on-screen James Bond, passed away at his home in the Bahamas, prompting an outpouring of tributes.

He died peacefully in his sleep surrounded by family members, his widow Micheline Roquebrune told the Mail on Sunday.

"I was with him all the time and he just slipped away," the 91-year-old told the newspaper.

"He had dementia and it took its toll on him. He got his final wish to slip away without any fuss.

"It was no life for him. He was not able to express himself latterly." Connery will be honoured in a private funeral ceremony, with a memorial event to be held later, according to a publicist.

The actor, who was knighted in 2000, won numerous awards during his decades-spanning career encompassing an array of big-screen hits, including an Oscar, three Golden Globes and two Bafta awards.

But it was his smooth, Scottish-accented portrayal of the suave licensed-to-kill spy 007 that earned him lasting worldwide fame and adoration.

The first actor to utter the unforgettable "Bond, James Bond", Connery made six official films as novelist Ian Fleming's creation, giving what many still consider to be the definitive portrayal.

Former 007 actor Pierce Brosnan joined the flood of weekend tributes to the Scottish actor, who he said "led the way for us all who followed in your iconic foot steps".

"You were my greatest James Bond as a boy, and as a man who became James Bond himself, you cast a long shadow of cinematic splendour that will live on forever," Brosnan added.

Meanwhile US President Donald Trump, like Connery a golf fanatic, took to Twitter to praise the big-screen star after he passed "on to even greener fairways".

"He was quite a guy, and a tough character," Trump added, claiming Connery had once helped one of his Scottish developments win approval by saying "let him build the damn thing".

"He was so highly regarded & respected in Scotland and beyond that years of future turmoil was avoided."

'Model of a man'

Connery, born in Edinburgh in 1930, married French artist Roquebrune in 1974, a year after he divorced first wife Diane Cilento.

The couple first met in Morocco in 1970. They had lived outside his native Britain for decades, previously owning a home in the Spanish resort of Marbella and then in the Bahamas.

In one of the last photographs said to have been taken of the 007 legend, and published by the Mail on Sunday, Connery can be seen clasping the hand of a smiling Roquebrune.

The picture was taken on the pair's 45th wedding anniversary on May 6, according to the paper.

"He was gorgeous and we had a wonderful life together," the Tunisian-born widow said.

"He was a model of a man. It is going to be very hard without him, I know that. But it could not last for ever and he went peacefully."

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트럼프, 5개 주 총력전...바이든, 펜실베이니아 사수전 / YTN - YTN news

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  1. 트럼프, 5개 주 총력전...바이든, 펜실베이니아 사수전 / YTN  YTN news
  2. CNN “바이든, 핵심 경합주 4곳에서 모두 우세”  동아일보
  3. 대선불복·개표지연 땐 대혼돈...美 경제정책 올스톱 될수도 - 서울경제  서울경제신문
  4. 美 대선 D-2...사전 투표 열기 '후끈' / YTN  YTN news
  5. 트럼프냐, 바이든이냐…美 대선 결과에 따른 금융시장 시나리오  동아일보
  6. Google 뉴스에서 전체 콘텐츠 보기
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동서식품 '맥심 카누 돌체라떼, 민트초코라떼' 2종 출시 - 에너지경제신문

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[사진자료_1]

▲맥심 카누 라떼 신제품 2종 이미지

[에너지경제신문 여헌우 기자] 동서식품은 겨울을 맞아 인스턴트 원두커피 ’맥심 카누‘의 신제품 라떼 2종을 출시한다고 2일 밝혔다.

이번 신제품은 ’맥심 카누 돌체라떼‘, ’맥심 카누 민트초코라떼‘ 2종으로 각각 8개입/24개입 두 가지 규격으로 출시된다.

카누 돌체라떼는 연유 특유의 부드러운 달콤함이 인상적인 제품이다. 꽃향기와 과일향이 풍부한 에티오피아산 원두를 100% 사용해 미디엄 로스팅한 후 연유 파우더와 라떼 크리머를 적절한 비율로 배합한 제품으로, 커피 전문점의 연유라떼 못지 않은 조화로움과 완성도 높은 맛을 느낄 수 있는 것이 특징이다.

카누 민트초코라떼는 기존 인스턴트 원두커피 시장에 없던 새로운 맛으로 달콤한 초콜릿과 청량하고 상쾌한 민트향이 어우러진 독특한 풍미가 특징이다. 페퍼민트 추출물과 코코아, 라떼 크리머가 어우러져 따뜻하게는 물론 얼음과 함께 차갑게 즐겨도 좋다.

신제품 2종 모두 민트와 초콜릿, 연유 등 제품의 주요 특성을 반영한 심플한 색상과 디자인을 적용해 제품의 특징을 자연스럽게 살렸다.

이번 신제품 출시에 따라 맥심 카누는 기존 △카누 라떼 △카누 더블샷 라떼 △카누 아이스 라떼 △카누 디카페인 라떼 △카누 티라미수 라떼 △카누 바닐라 라떼 등을 포함해 총 8종의 라떼 제품을 갖추게 됐다.

동서식품 옥지성 마케팅 매니저는 "이번 신제품 라떼 2종은 커피 전문점의 다양한 메뉴 커피를 원하는 소비자들의 니즈를 반영해 기획한 제품"이라며 "앞으로도 동서식품은 50여년 커피 제조 기술력을 바탕으로 소비자들이 언제 어디서나 간편하게 고품질의 커피를 즐길 수 있도록 차별화된 제품을 선보일 것"이라고 말했다.

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November 02, 2020 at 07:04AM
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동서식품 '맥심 카누 돌체라떼, 민트초코라떼' 2종 출시 - 에너지경제신문

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大阪都構想・反対派の辻元清美氏「これでノーサイド」 否決を受けて - livedoor

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 大阪都構想の住民投票が1日、否決されたことに立憲民主党辻元清美副代表(60)はツイッターで「反対多数!なんとか大阪市を守ることができました。市の未来を真剣に考えた市民の冷静な判断です」と投稿した。
 
 都構想に反対する立民はヒョウ柄やトラ柄の服装の中年女性が描かれたチラシを作成し、ネット上で「大阪のオバちゃんをバカにしている」と批判を浴びたが、その炎上を逆手に辻元氏はヒョウ柄で街頭活動し、話題をさらった。

「しびれるくらい拮抗したけど、これでノーサイド。どっちを選んだ人も大阪が好きで投票に臨んだ。市長には明日からこれ以上の分断を起こさぬよう細やかな対応を心からお願いしたいと思います」と辻元氏は?ノーサイド?を強調した。

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トヨタ、新型燃料電池車「ミライ」 フロント駆動からリア駆動へ、そして50:50の重量配分でサーキット走行試乗会 - Car Watch

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リア駆動、50:50の重量配分と走りの性能が大幅に高められた新型「ミライ」

 2019年の東京モーターショーでプロタイプが展示された新型「MIRAI(ミライ)」の試乗チャンスがやってきた。以前のモーターショーで基本的なレイアウトが展示され、次期レクサス「LS」はFCV(燃料電池車)との噂も流れたこともあったが、ミライの次期モデルとして登場することが決まった。

 2014年にデビューした現行ミライはFFレイアウトで、全高の高いユニークなデザインだが、次期型ミライはFCスタックをフロントに、後輪にモーターを置いた背の低いスリークなデザインとなり、FR用のGA-Lプラットフォームをベースとして全長4975mmのトヨタ上級セダンとしてデビューする予定だ。

 デザインはFCV感を出すのではなく、デザインで選ばれるべく、トヨタのイーグルマスクを基調としながら、フロントからリアまで流れるように面とラインで構成されたスタイリッシュなもので、クルマに興味のない人でもかっこいいと思わせるデザインを目指したと言うだけあって第一印象はよい。

新型ミライ プロトタイプの試乗は富士スピードウェイのショートサーキットにて。最初の試乗会場にサーキットを選ぶほど、走行性能重視で仕上がっている

 パワートレーンのレイアウトは、ボンネント内にはFCスタックを、センタートンネルと後席の下にT字型に水素タンクを置き、さらにその後方に3本目の水素タンクを搭載した効率的なレイアウトだ。駆動モーターは後輪の上に搭載して前後重量配分を50:50にできたことで、ハンドリングにも大きな影響を与えている。

 水素エネルギーの環境へのポテンシャルは高く、菅内閣が掲げた2050年にカーボンニュートラルを目指すという目標に対しても大きな影響を及ぼすことが予想される。これまで多くの自動車メーカーが水素エネルギーに注目し挑戦したが、大きな成果は上がっていない。現行ミライもFCVの道を切り開いた功労者だが、販売台数は限られていた。その中で次期型は一気に普及を目指した意欲作で、航続距離は3割向上した850km。価格も現実的な数字を目指している。

 最近ではドイツでもクリーンエネルギーの水素に改めて注目しており、インフラ整備が進めば水素社会の到来も夢ではない。

 今さらだが、水素は持ち運べ、酸素と化学反応を起こすことで水と電気に分解でき、電気が発生する。電気自動車として動くが、重いバッテリを大量に積む必要がない。また、燃料となる水素の充填も電気のように長時間必要とせず、満タンにしても新型ミライでは3分ほどで可能なので、普及すれば使い勝手はよい。

新型ミライのハンドリングなどについて語るチーフエンジニア 田中義和氏

新型ミライのプロトタイプをサーキット試乗

 正式発表前のプロトタイプなので、試乗はクローズのショートサーキットで行なわれた。20インチの大径タイヤはファルケン「アゼニス」でサイズは245/45 ZR20。ホイールデザインもまるでデザインスケッチから抜け出してきたようだ。

 もう1つのグレードは19インチでサイズは235/55 R19。こちらはダンロップの「スポーツマックス」。19インチイールも大径サイズを強調したデザインで見栄えもよい。

20インチモデルの走行シーン
19インチモデルの走行シーン

 予備知識をあまり持たないで20インチガラスサンルーフ仕様で走り始める。グリーンエリアを大きく取ったキャビンは気持ちも明るくさせてくれる。ドライバーインターフェースでは他車種から上手に転用されているものをミライ用にアレンジしており、トヨタ車に慣れたドライバーならすぐにいろいろな操作ができるはずだ。

 FCVと言っても走らせるのに特別な儀式は必要ない。ダッシュボードの起動スイッチをオンにしてセレクターをDに入れるだけでEVらしく力強く発進する。アクセルペダルのコントロール性もよく、車格に相応しいゆったりとした発進もできるし、EVらしいガツンとしたスタートも可能だ。粛々と走り出しだが、余計なノイズの聞こえない世界はまさに未来を想像させる。EVは余分な振動やノイズをほとんど出さないので、逆にロードノイズなどが目立ってしまうが、遮音性にはかなり配慮されており静かな空間を実現している。現行ミライで聞こえるエアコンプレッサーを回す音もない。

 ステアリングフィールは1950kg(サンルーフ仕様)の重量に相応しく重く、重厚な印象だが、走り込んでいくと意外なほど運動性能がよいことが分かった。当初イメージしていたショーファードリブンのユッタリとした動きとはまったく違い、実はミライはドライバーズカーだったことを知る。ロールを抑えた安定した姿勢でコーナーをクリアしていく。ステアリングを切るだけスーと曲がっていく様はかなりスポーティだ。50:50の前後重量配分がハンドリングに大きな影響を与えているのは間違いない。

新型ミライの内装

 トレッドはフロント1610mm、リア1605mmで、全幅1885mmのサイズとしては妥当なところ。ハードに走ってもタイヤはよく踏ん張ってくれるし、荷重に対しても十分なキャパシティがある。

 サスペンションはジオメトリの妙でピッチングがよく抑えられており、また重心位置がセンターにあることから物理的にも小さい。ロールもレクサス「LC」譲りのサスペンションが高い剛性を示しており、ロール量が急速に変わることがないために安心してステアリングを握れる。

 その結果、ミライはステアアリング操作に対しての追従性が優れていて、何気なくスーっと曲がっていく。クルマに余分な動きがないが、過敏ではなく安定感と安心感があり不思議な感覚だ。

 タイトコーナーでステアリングを切り増ししたケースでも、シャシーは奥が深くさらに曲がる。さすがに重量が重いクルマなのでライトウェイトスポーツカーのようなヒラリ、ヒラリとコーナーを舞うような感触ではなく、重厚な中にもスポーツカーのDNAを感じさせてくれる。前後重量配分と重心位置の効果も大きい。

優れた直進性も実現した新型ミライ

 高速での直進安定性も1つの魅力だ。ドッシリと走るが、少し速いレーンチェンジのように直進状態からのステアリング応答性もタイムラグが小さく、それでいながら過敏でないのでドライバーはリラックスしてドライブできそうだ。2920mmのロングホイールベースがもたらす安定性、そしてレーンチェンジ性での安定性はなかなか素晴らしい。

 後席はサンルーフ仕様ではルーフが抉ってあり、ヘッドクリアランスを確保している。少し閉塞感があるものの、サンルーフレス仕様ではより自然だ。いずれもリムジンのような解放感はないが、流れるようなルーフを持つセダンとしては必要に十分だ。

 ちなみに乗り心地は上下の細かい振動がカットされがちなサーキット路面では快適だった。また、静粛性も前述のようにパワートレーン系の出す音が小さく、高速でも風切り音がよくカットされて極めて静か。

 19インチと20インチでは基本的な性格は変わらないが、19インチではステアリング応答性の感触が若干異なりわずかに遅れる感触があるものの、スポーティなドライバーズカーであることには変わりがない。グリップについては20インチはべたっと路面を掴んでいる感じだが、19インチではもう少しクルマが軽やかに動く。

 早く公道に連れ出して、このドライバーズカーをいろいろな場面で走らせてみたいと思わせるクルマに仕上がっていた。そして、FCVの性格上公用車としての使い方も考慮したショーファードリブン仕様もあるが、やはり前席の方が楽しそうだ。

850kmを実現した航続距離、そして価格は……

 航続距離はWLTCモードで850km。これだけ走れると行動半径はかなり広がり、東京~大阪間は余裕を持って無充填で行けることになる。現行ミライは630kmだから、220kmの延長は購買をためらっていた人の背中を押す価値ある航続距離延長だ。

 現行ミライでできなかったことを、新型ミライは新技術満載で実現しており感嘆する。例えばモーターの冷却には空気で冷却されたオイルを使う。普通だと冷却ファンを付けるところだが、リアエンド下部に置かれたオイルクーラーの入るエアチャンバーの空力形状を工夫して負圧にし、冷却空気は一見排気口に見えるところから吸い込むという、電気も使わなければ音もしないという優れたシステムだ。

 また、FCVはゼロエミッションだが、さらに吸った空気を特殊フィルターを通すことで化学物質とPM2.5なども除去するマイナスエミッションにもなるという。走れば走るほど空気はきれいになるというわけだ。

 さて、気になる価格は正式発表まで待たなければならないが、水素タンクやFCスタックの進化とあわせて生産性の大幅向上でコストを下げることができ(例えばこれまで十数分かかっていたFCスタックのセル生産工程が一気に数秒になるなど)、いよいよ本格的な量産体制に入ったと認識できた。

 価格も「少なくとも現行ミライよりも高くなることはない」と明言している。補助金を活用すると500万円ぐらいになると予想され、歩行者検知機能のアップなど先進安全技術がフルに装備されているLクラスセダンとしてはかなり現実的な価格になってきた。

 新型ミライのFCスタックは、これをベースにトヨタの燃料電池戦略が始まり、大型商用車などにも活用されるという。商用車など水素の消費量が増えればまだまだ不足している水素ステーションの拡充や営業時間にも好循環をもたらし、FCVにとっても使いやすい環境になるだろう。

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